ゲロ吐きそう

ゲロのように文字を吐いていきます

2022年 記念すべき1本目のゲーム 「SWAN SONG」

ハルリンです。あけましておめでとうございます。

 

2021年の振り返りもありますが,今年のプレイしたゲームも並行してご紹介いたします。

タイトルは「SWAN SONG(スワンソング)」。軽くネタバレがあります。大したネタバレでもない気がしなくもないですが。

 

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SWANSONG ヒロインの一人,あろえを写したタイトル

 

R18指定のいわば「エロゲー」というジャンルで,その中でもいろいろな種類がありますが,こちらは「シナリオメインのゲーム」です。かといって「泣きゲー」かといわれると,実際にプレイして感動した身としてはそれでも良い気がしますが,それは人にもよるんで,総合するならば「生きゲー」のような感じです。というのも,物語内で多くの人が亡くなり,多くの人の心を喪わせる展開がありながらも,登場人物たちは生きることを全うするからです。ここまで人の生きる姿を見せつけられるゲームもなかなかないだろうなという感じはします。それでも死にますが。でも,大事な何かというか「自分らしさ」のようなものはそこに残り,それはプレイヤーの私たちの中で「生きている」から,ここではそう呼ぶのがいい気がします。

「鬱ゲー」というのも私はこのゲームにおいては若干違うように思えます。確かに憂鬱にはなりますけど,生きていく上で起こりうる範囲の憂鬱さなので。終わった感覚はホラーゲームの「零」に近いような感じもありました。

全体的にはなんか胸がキュっとなるゲームでした。締め付けられる感触もありながら,綻ぶ瞬間もあって,あるキャラ同士の絡みはとても優しく,逞しく,キュっとなりました。

 

前回はデビルメイクライというアクションゲームについて書きましたが,こちらは「ノベルゲーム」です。といっても「弟切草」や「かまいたちの夜」のように多岐に渡るエンディングというわけではなく,基本的には一本道で,たまにある選択肢でバッドエンドに分岐したりしますが,意外とわかりやすくできていて,「あ,バッドエンドだな」って気づきますし,バッドエンドもすんなり到達してすぐにタイトルに戻れます。また,ゲームシステムで選択肢を戻ることもできたりするので,基本的には1つのエンディングに向かって物語は突き進んでいきます。で,2周目には1周目にはなかった選択肢が1つ登場し(これがまたわかりやすい),1周目とは異なる選択肢を進むようにすると,グッドエンドにたどり着けます。

 

こちらのゲームですが,ほんとにかる~く最初のストーリーを話しますと,

おそらく北海道か東北だと思われる雪の降り積もる都会で大地震が起こります。その震災の中で生き残った尼子司という男子大学生。彼は偉大な指揮者を父親に持ち,自らも音楽家としてピアノを演奏していたが,とある事故に遭って,その後遺症で右手が動かなくなります。そのせいで天才肌で傲慢な父親に見捨てられ,それでもピアノを弾き続け,彼なりのロジックを持って音楽と付き合っています。ですが,震災に見舞われ,生存者を探すため,民家に入ったところ,八坂あろえという少女に出逢い,その姉が瓦礫の下敷きになっている状況を目の当たりにします。姉はもう助からなく,少女も様子がおかしい。少女は重度の自閉スペクトラム症であり,他人とのコミュニケーションはコツがいるとのことがわかった。姉は「こんな世界に残すくらいなら妹を殺して」と言い,息絶えました。

 

雪が降り,凍死しそうになりながら街を歩き,避難所の学校を目指しますが,夜を明かすには厳しいと感じた司はあろえを連れて近くの教会に入ります。その教会はかろうじて地震を耐え,残っていたのです。そこには男性がおり,続いて大学生の女性二人と男性一人がたどり着きます。この6人が主軸となって,この物語は展開されていきます。

そして,地震で秩序が崩壊したことをいいことに人を犯し,殺す者たち。助け合ってコミュニティを作って生き残る者たち。宗教にすがる者たち,様々な生存者と出会いながら,彼らは生きます。

 

 

ここからは普通に自分とこのゲームの出会いや感想や解釈みたいな感じです。ネタバレはここから結構含まれると思います。もう素で話します。いや話す。

 

 

あー終わった。めっちゃきた。胸にずんときた。8~10時間ぐらいで読了したように思える。

視点が司含めて確か6人分あって,群像劇のようにチャプターに合わせて入れ替わるから,6人分の人生を体験したように思えた。というか,それだけの文章の緻密さなんだよな。最初の雪が降って自動販売機でココア飲むだけの描写にこんなに力入れてるのか!?ってなって,その妥協のなさに感動した。これは本当に「読み物」としても作ってるんだって。エロゲであることを謳いながら,ただ性的に消費させるわけではない,俺たちの本当に作りたいもの,見せたいもの,書きたいものをやってやるんだ!!!ってゲームだった。実はそういうのは初めてのプレイだったかもしれない。でもそういう作品が90~00年代に多く生まれて,10年代もそれなりに出てきたってことは割と知ってる。やったことはないけど。

実は本作はそういうのが好きな友人からこのゲームを渡され「インストールしてやってくれよ~」って言われて半年ぐらい経ってようやくやった感じなのだ。彼は大学で出会った友人だ。俺が小学校中学校高校と積み上げてきたゲーム歴って割と偏ってて,バイオハザードサイレントヒル,サイレン,ホラゲーばっかり。そしてこっそりやったエロゲ。ホラー映画は呪怨が大好き。グラセフは得意じゃないけど,フォールアウト3とかのオープンワールドは好き。ひぐらしのなく頃にで人生観変わった,そしてエロゲのシークレットゲームで人生観変わったみたいな人間だったから,周りとあまり趣味が合わなかった。教えてもハマってくれる人はまああまり居なかった。というより自分があまり流行ってるようなパンピー向けのものが好きじゃなかったからというのもあるからあまり薦められてもやれなかったものも多いからだ。薦められた「みつどもえ」は見た。でんじゃらすじーさん並に腹抱えて笑った記憶がある。

それは置いといて。

とまぁ大学に入ったときに彼と出会い,彼があまりにも自分がやってるゲームを知ってたりやってたり,好きだったり(バイオと呪怨はそうでもないとは言っていたが)で,色々話したりして,その中でこのゲームの話になり「やってみてぇな」って言ったら貸してくれたのだ。前回の記事を見てればわかると思うが,今年は異様にゲームをやっており,なかなか触れられなかった。だが,年末にやろうと思い,彼と話したら「それはいい。これは年末に合うゲームだハハハハハ」と言われ,プレイした。あぁ,そのとおりだった。

 

 

で,こっからゲームの話し。

 

クワガタさんという男,

彼は根暗で自分の容姿が他より劣ってることを気にするやつで,とてもネガティブな男だったが,正当防衛とはいえ人を殺す(殺しかける)経験や暴漢から女性を守ったことをきっかけに使命感に目覚め,人を率いることの快感に目覚め,こりゃまた暴虐の限りを尽くすんだ。彼は酷いヤツでもあったが,なんか幸せになってほしかった。自分の醜さと戦って,一度は負けてしまったが,彼には立ち上がるチャンスがグッドエンドにはあった。そしてそんな彼の醜さを受け入れ「汚くて,みじめなあなたが好きなのよ」と言ってくれた希美ちゃんも居たんだから,そうかんたんな話ではないんだけど,ただただ彼には幸せになってほしい。自分に酔って酔って吐いてシラフになったときに何が見えるんだろう。そんな彼のことをもう少し見たいと言う気持ちになった。ノーマルエンドで彼の結末を決めたのは希美ちゃんの殺害だったと思う。演技プランとして組み込まれていたのかもしれないが,終盤で渾身の演奏を披露した柚香さんに対してとか,自分のやってきたことを振り返る時の声の出し方が少し出会ったばかりのときのクワガタさんに戻る瞬間があって,とてもずんと来た。よくやるなって。声優もすごかった。だからこそ,どこまで行っても彼は自分から逃れられないし,それと向き合わなきゃいけなかったんだと思う。

 

佐々木柚香(ささきゆか)というメインヒロイン。

なんか彼女との会話やモノローグを見てると同郷の親友(兄弟?)の男や大学二年のときに知り合った1つ下の後輩の女の子を思い出す。なんかこう,アンビバレントな感情を持ち合わせているんだけど,表ではそれを出せない。出してもなかなかうまく伝えられない。それでも伝えようとする感じ。だから1つの現象に対してもたくさんの思いが浮かんできて,それには不吉なものもあったり。だけど彼女自身はそれを否定できない。そういった感情の渦巻きを抑えながらなんとなく地震前はやってきたけど,そうも言えなくなってきたときにノーマルエンドのあの過激なほどの切実な訴え。あの訴えの中に柚香さんの心が見えた気がしたけど,それでもまだ彼女はうまく説明しきれてはいなかったように思えた。それは自分の読み込みが足りないのかも知れないが,彼女はでも言える限りのことはスタッフロール前に言ったんじゃないかなって思う。その複雑さがやっぱり友人が言ってた「彼女は一番リアルだよ」っていう言葉にも通じてきた気がする。司への好きだけではない,憎悪にも似たような感情。だからこそ彼を落としたかったけど,彼であり続けなきゃダメかもしれないという思い。なんか俺もうまく説明できない。最初のエロシーンは司と彼女で,導入からしてすげぇ唐突じゃね?って思ったけど,彼女が受け入れた,そうさせたってことに関して,そのシーンがあったことについて,すべてを終えた今なら肌感覚でなんとなくそうなったのもわかる気がした。

 

雲雀やあろえや田能村。この三人はこのゲームの癒やしだった。

雲雀のあろえへの解釈はなんだかすごく美しく,そして率直だと感じたし,あの解釈はその手の勉強をしたり,仕事をしたり,関わりを持つ人は是非一回は読んでほしいと思った。最初は「病気のせいでやらされてること(あろえ碁石を並べたりばらばらになったものをもとに戻すという規則性を持った遊び)が,あろえにとって唯一の楽しみになっちゃってて,他の楽しいことを何も知らないんだとしたら,なんかそれは可哀想だよね」ってセリフがあって,あろえの状態を「病気」と見ていた。でもこの時点でもあろえの状態をちゃんと彼女なりに見れていた。そして,あろえの数々の行為はあろえの中の秩序を保つための行為だったということ,そしてそこに他人が介在しないだけであり,あろえは他の人と何も変わらないあろえにとってのそれが「普通」だったっていうことを後のセリフで述べる。こんなにもこの子のことをわかろうとした(言葉にして)人はなかなか居ないし,そういう人が居てほしいという自分の思いもあり,そういった数々のセリフでは俺は涙を流した。実は自分の弟も殆どあろえと同じくらいかそれ以上かの状態ではあるので,あろえの描写の1つ1つにも感動を覚えたし,雲雀の解釈にもとても感動を覚えた。

あろえもう,うん,なんか,言葉にしきれないなぁ。見ていて弟に近いものをとても感じたし,違うものもあった。プレ・スワンソングっていうスワンソングの前日譚でも姉と関わっている描写が描かれていたけれど,一番この作品で一貫してたのはあろえの存在だったと思う。形式上はヒロインなのかもしれないが,あろえあろえで居たこと,この物語がノーマルでもグッドでも司と柚香で終わったことは,とても大事だったのかもしれない。あろえあろえらしく,しっかり描いてくれたからこそ,そう終わったのかもしれない。

田能村は,ほんとにただの平和主義者でほんとにいいやつだった。彼の話を聞いてるとタバコが吸いたくなる。ほら,書いてる今だって吸ってますよ。それはさておき。彼の独白も結構好きで,一番震災前と震災後のギャップを俯瞰してたなぁと思う。彼は本作で一回も感情を乱さなかった。その理由は深いものがあるのかなと思ったけどそうでもなかった。彼には芯があったからかもしれない。意外と剣道のおかげだったのかもしれない。実は俺も剣道を6年ぐらいやってて,彼の独白はなんかすげぇ「わかるなぁ」って感じだった。剣士としてはたまにとてつもないミラクルを起こす(自分で言うな)クソ雑魚だったけど。俺は割とこういうゲームは各キャラに入り込んでやるタイプなのだが,なんだかんだ田能村が一番入り込めたかも知れない。それは俯瞰してる彼と同じように自分もゲームを通してみんなを見てるからだったかもしれない。

 

司は,割と典型的な主人公じゃないかな?と思ったり。結構重い過去を背負ってる主人公ばかり見ていたからかもしれないけど。「負けたら悔しいじゃないですか」みたいなセリフに彼のある種の素直さを感じたし,とても好感だった。ノーマルエンドで瀕死の状態で像を立たせる時は,彼の自己実現をそこに見た気がする。彼の独白を読んでる時には自分が大好きなエロゲのシークレットゲームの主人公「御剣総一」の独白をよんでいるようで,結構読みやすくてすんなり入ってきた。でも御剣とはちょっと違うなっていうところはもちろんあったよ。だけどエロゲの主人公として司ぐらい淡白なぐらいが読みやすいところもあったなと思った。万人が好きになれる主人公ではないかもしれないけど,結構好きだった。実際司自身にも軽度の精神的な障碍(作品中でこの呼称を使ってるからあえて使います)はあったかもしれないが,それはなんかあろえらとの交流で色々彼の中にも整理がついたんじゃないかなとは思ってる。そして彼自身が彼の中のずっと残ったつっかえみたいなものをどっちのエンドでも最後は受け入れたような気がする。あってもなくてもいいんだけども。

 

もう疲れたのでここでやめますが,なんかこのゲームは「あろえを障害者として書きながらそれを特別視しなかった」という点でもとても良かったなと思った。もちろんあろえに対して色々語る展開もあったけれど,それはあくまで「あろえ」という人間を語るために必要だったから(なぜならあろえ視点で話は書かれないから)。だけど,それはあろえのような人が当たり前にこの世に居て,それを「わかろうとする」意識って大事なんじゃないの?っていう気づかせ程度であって,でもそれっていわゆる健常者もやってるよね?ってその程度の話であって,,,っていう感じで。もちろんそういう含ませはあったかなって感じはした。だからあろえ視点は無かったんだろうし,あえて書かなかったんじゃないかなって思った。プレイヤーも一緒になってあろえを見てほしかったんだと思う。一応プレ・スワンソングにおける主軸はあろえとそのお姉さんだった訳だし。あと,ほんっとにあろえ草柳順子さんの演技が素晴らしかった。心の底からの素直さ,無垢さを俺は聴いたと思う。

はるか昔に草柳順子さんや雲雀役の榎津まおさんや妙子役の北都南さんが出演してたがっちゅみりみり放送局っていうすたじおみりすというエロゲメーカーが制作していた4年ぐらい続いたラジオがあって。パーソナリティがカンザキカナリさんと児玉さとみさん,そしてアシスタントで御苑生メイさんというエロゲ声優界のレジェンドたちが居たんですよ。

まぁ,どんなきっかけかは忘れたのですが,ちゅぱ音の練習する切り抜きを聴いて「エロゲ声優すげぇ」って思ってそのラジオシリーズを全部聴いたんですよ。ほんっとに大好きで。それももう中学時代の話なんですけど。でもそこで出てた声優さんたちの底力というか,持ち合わせてる魅力や強さをこの作品で存分出してくれたと思うし,それを聴けてすっげぇ嬉しかったし,スタッフ陣,シナリオライターもそうできるようにものすごく力を出したなって感じがした。そしてそれを俺に届けてくれて本当にありがとうって気持ちでいっぱいです。

 

このゲームは私にとって

 

   「ふとした時に思い出してしまうような忘れられない胸キュッ生きゲー」

 

になった気がします。胸キュンじゃないのがやっぱり大事ですよ。キュッってするんすよ。キュッって。そこはタイトルの「スワンソング」にもかかっていて。最後はどれも美しかったから,最後の最後まで私の心をキュッとさせたんでしょうね。

あとグッドエンドの妙子の「お兄ちゃーーーん!!」は北都南さんに言わせたかっただけなんじゃないか疑惑が俺の中で残ってます。北都南さんの妹キャラというか,「お兄ちゃん」にはそれだけの破壊力があるので。シークレットゲームに出てくる色条優希でかなりそれは味わったので。あ,興味があったらみなさんスワンソングもいいですけど,シークレットゲームも調べてみてください。エロゲーの話をこういう不特定多数の場面であまりしたことがなかったので,やっぱり思い出したら薦めたくなりました。

それはいいとして,本当にいいゲームやらせてもらいましたよ。ありがとう友人。今日のスケスト(怖い話配信)もよろしくね。

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2021年,ゲームを62本クリアした話。 1本目「DmC Devil May Cry(ディーエムシー デビルメイクライ)」

どうも,ハルリンです。

2021年も終わりますね。今年はどんな年でしたか?

私はいわゆる「厄年」というやつで,

 

適応障害と診断を受けた

・大学院を退学した

 

というようなそれなりの人生(挫折?)経験をさせてもらいました。

しかし,辛いことがあった分,なにか自分の好きなことをやりまくろうと思い,狂ったようにゲームをプレイしました。

友人の「きのぴん氏」と毎週のようにドライブに行き,数々のブックオフやゲオ,ゲームショップを巡り巡って,昔興味があったけど,手が出せなかったゲームや,きのぴんがクリアを諦めて私にプレゼントしてくれたゲーム,かなり前に買っていたけど積んでいたゲーム。それらを片っ端からやりました。

今,コレを書いている今も,私の背後には4~50本以上のゲームが眠っており,まだまだ「やってくれ」と叫んでいます。

それはさておき,今回のメインである「DmC Devil May Cry」について書く前に軽くクリアしたゲームを見てもらいたいと思います。

メモついでに書いてたものをそのまま引用してくるので,(2周分)とか,色々書いてますが,気にしないでください。

 

それではこちら!!!

 

1.dmc デビルメイクライ
2.デビルメイクライ4
3.ダイイングライト(ザ  フォロイングふくめて)
4.ウォッチドッグス レギオン
5.destiny(DLC抜き)
6.うみねこのなく頃に
7.うみねこのなく頃に散
8.ダークソウル2 (DLC込み 2週分)
9.ブラッドボーン(DLC込み 2週分)
10.ダークソウル3(DLCなし)
11.ボディハザード
12.デモンズソウル(2回目 バグなし)
13.デビルメイクライ
14.SEKIRO(トロコンまで)
15.ダークソウル2  ハイスペック版
16.ウィッチャー3 (DLC込み)
17.horizon zero dawn 凍てついた大地
18.ゴーストオブツシマ
19.ダークソウル(ps3 リマスター前 2度目)
20.仁王 2週分 鎖鎌、忍術、陰陽術強かった。
21.仁王2 
22.ファークライ3
23.バイオハザード8
24.きのぴんのダークソウル
25.マーベル アベンジャーズ キャンペーン
26.クロヒョウ (2週目 ガイア撃破含めて)
27.新世紀エヴァンゲリオン(SS)
28.新世紀エヴァンゲリオン 2nd inpression
29.新世紀エヴァンゲリオン(64 甘き死よ来れまで)
30.アサシンクリード3 (ワシントン王の圧政含めて)
31.アサシンクリード3 レディリバティ
32.アサシンクリード4 ブラックフラッグ(DLCなし)
33.アサシンクリード ローグ
34.アサシンクリード ユニティ(DLC含む)
35.ホームフロント
36.キルゾーン2
37.アサシンクリード シンジケート(DLC含む)
38.ケインアンドリンチ デッドメン
39.アルゴスの戦士(ps2)
40.零
41.零 〜紅い蝶〜(2周分)
42.レムナント フロムジアッシュ
43.悪魔城ドラキュラ
44.魔界村
45.零 刺青の聲(2週分)
46.ドラキュラ伝説
47.ゴーストリコン フューチャーソルジャー
48.ロストプラネット エクストリームコンディション
49.ゴッド・オブ・ウォー
50.ロストプラネット2
51.ロストプラネット3
52.巻き戻し機能をフル活用した超魔界村(2週分)
53.零 月蝕の仮面(2周分)
54.零 眞紅の蝶(全エンド閲覧、水着も堪能)
55.タイタンフォール2
56.ゴッド・オブ・ウォー2
57.ゴッド・オブ・ウォー 落日の悲愴曲
58.ゴッド・オブ・ウォー 降誕の刻印
59.SCP containment breach multi
60.ゴッド・オブ・ウォー3 リマスタード
61.ジャッジアイズ(2周目) 最高難易度 亜門撃破含めて
62.ロストジャッジメント メインクリア

 

こんな感じです。実はクリアしたゲームをまたやるということもやってまして。この中で言えば「ジャッジアイズ」とかは,2019年にすでにクリアしており,今年発売の続編「ロストジャッジメント」をやるために再度やったりしてます。

そんな感じで色々やりましたんで,色々とまとめたとしても最低でも20本以上は記事ができると思います。ただ,ゲームをクリアしてほぼ1年経過していたりして,うろおぼえで書いてる部分もありますので,そのへんはご容赦ください。

興味があれば見てくれると嬉しいです。

 

 

さて,2021年クリアしたゲームの1本目「DmC Devil May Cryですが,こちらは2001年発売の「デビルメイクライ」に端を発する「デビルメイクライシリーズ」の番外編になり,本筋とは無関係(パラレル)の物語です。ですが,そのゲーム性や派手なアクションシーンなどはデビルメイクライの源流を受け継がれている作品です。

 

本作はリンボ世界(魔界みたいなもの)と現実世界が主な舞台となっております。

更にデビルメイクライシリーズでは5以外ではあまり深く書かれていなかった現実の繁華街などが本作ではステージになっており,悪魔や悪魔崇拝者とその他の人々といったいわばモブたちも確か描かれていたような気がします。ここが他作品と違いますよね。

そして本筋では悪魔と人間のハーフだった主人公ダンテや兄貴のバージルが,「悪魔」と「天使」のハーフとなっており(しかもキャラデザも違う。),より両者の出生の特徴が色濃いものになっており(ネフィリムってやつですね),その分ゲームシステムにも派手さが増していたように思います。

天使と悪魔の力をそれぞれR2とL2ボタンに振り分けて,それのどちらかを押しながらなんやかんや(覚えてない)すると天使の攻撃や悪魔の攻撃になったりしなかったりして,攻撃だけじゃなくてワイヤーアクション的な動きもできたりして移動手段としても扱えるっていうのがまた面白かったなと記憶しています。

さて,ここまで「気がする」とか「記憶している」とか書いているので,ここからはハッキリ断言できることを書こうかと思ったのですが,思ったより覚えてることが少ないので,ここからもおぼろげな記憶を頼りに書いていくのですが,アレですよね。アレ。

 

敵を倒した瞬間にスローモーションになる演出。これはデビルメイクライの中でも初めての演出だったんじゃないんでしょうかね。これ,たまらないんですよ。

例えば格闘ゲームで敵を倒したときに何回も敵が倒れる瞬間をリプレイするみたいな。

PVPの対人FPSとかで敵を倒したときに「+150EXP!」みたいに出てくる表記みたいな。

あぁいう倒したときの演出が明確な感じになったんですよね。それって結構ゲームやってる身としては気持ちよくて。それに音が追加されたりすると今流行りのApex legends(バトロワ対人ゲーム)並の気持ちよさになったりするんですけども(最近ハマってました)。

 

それは置いといて。

 

ともかく本作では,倒した瞬間にスローモーションになって,カメラがズームになって,攻撃を受けた敵が砕け散る!!!みたいな演出が追加されたんですよね。まぁ,これがかっこいいかっこいい。これを狙うためにわざとちょっとキメワザというか,映えるような技を狙ってみたり,あえてダサく終わらせるために銃でちょちょっと撃ってフィニッシュ飾ったり,楽しくなったんですよ。これはナンバリングとしての「デビルメイクライⅤ」へ引き継がれていましたね。そういえば龍が如くシリーズでも「0」から倒した瞬間にスローになったりしてましたよね。倒した瞬間のスローはどのゲームでもやっぱり気持ちがいい。今思い出せるのはこれくらいですけれども,他にもそういったスロー演出を取り入れたゲームってありますよね(倒した瞬間に限らず,F.E.A.Rバレットタイムとかレッド・デッド・リデンプションの名前忘れたけどスローで敵を倒すやつとか)。そういった気持ちよさ=カタルシスを覚えることもデビルメイクライの醍醐味なんだなと改めて痛感させられました。

肝心のストーリーですが,これまで本筋でピリピリしてたダンテとバージルが,珍しく協力的で(本筋とは別人なので),一緒に協力して悪魔の支配をなんやかんやするっていうのが新鮮でした。そこに,ヒロインのキャットの協力もあったりして,現実と魔界を行き来してなんとかするんですけど,結局兄弟喧嘩になるというか,方向性の違いが生じちゃうんですよね。そこはちゃんとデビルメイクライの流れをしっかり汲んでるというか,やっぱりそこに落ち着くんだなっていうところで,軽い安心感を覚えました。バージルが好青年になってなんか団体のリーダーみたいになってるっていうのがなんか今思い出すと笑けてきたなぁ。

ダンテは本筋とは違って遊び人になっていて,最初は裸でしたね。で,またオープニングの服を着る瞬間のスタイリッシュな演出とかも見ごたえがありました(そこくらいしか覚えてない)。ですが,本編と違って全面的に押してるのが「渋さ冷静さよりも若さ熱さ」って感じだった気がします。もともと本筋のダンテにつながるようなゲームになる予定だったって話も聞いてたのでそうなんでしょうね。ここから成長して,今のダンテになる的な。

 

発売当初は本筋と違いすぎていたりとか,本筋とどう絡むのかとかで制作陣とプレイヤーの側でドタバタしてたり,ダンテの新デザインが名倉さんに似てたり,バタバタしてましたけど,なんだかんだやった身からしたら個人的にデビルメイクライで一番おもしろかったかもしれないです。

 

さて,最後に「私にとって」のこの作品の印象を一言で述べるということをこのシリーズでは毎回したいと思います。

 

私にとってこの「DmC Devil May Cry(ディーエムシー デビルメイクライ)」という作品は・・・・。

 

 

        「よく覚えてないけどH!S!S!(派手!爽快!新鮮!)

 

 

ゲーム中のランク表記(かっこいいアクションするほどランクが上がるシステムがデビルメイクライシリーズにはあります)っぽく書いてみました。やっぱり,本筋とは異なるからこそ,新しいからこそできることっていうのを詰め込まれてたんだと思います。でもその一部がこの後の作品のデビルメイクライVに引き継がれていたりして,全体的なデビルメイクライとしても結構意味のある作品だったのではないのでしょうか。でも,今このブログを書いていてあまり記憶にないところが多すぎて情けなくなりました。

 

では次回は,2本目にクリアしたゲーム「デビルメイクライ4」,13本目にクリアしたゲーム「デビルメイクライ5 」を1本にして「デビルメイクライ4&デビルメイクライ5」について語りたいと思います。

 

それでは皆さん,これからもよろしくおねがいします。

良いお年を。

 

 

ひぐらしのなく頃に業 ~裏切りへの期待~ ひぐらしのなく頃にについて語り続けよう#1

ひぐらしのなく頃に」についてオタク語りさせてください!
ちょこっとネタバレしてる部分もあります!!!

(見てもそこまで面白さに影響しないはずですが)

 

 「ひぐらしのなく頃に」新作アニメ,ついに放映されましたね。
ひぐらしとの出会いは小学5年生の頃,episode1である鬼隠し編を題材にした実写映画を見たときです。
「な,なんじゃこの終わりはぁああああ」と結末に衝撃を受けたことを今でも覚えています。

 巷ではクソ実写だのなんだのと評判ですが,あれはあれで,「実写化」するにあたってのひぐらしの現実化を成り立たせていたような気がします。不気味な村の思惑,それに絡めとられる主人公の前原圭一。そしてなによりも私とひぐらしを繋げてくれたそのことが,評価に値するでしょう。おはぎの針のシーンは,歴代ひぐらしのメディア化の中で一番痛く演出してくれたなと覚えています。「嘘だッ!!」についてはノーコメントで。


あれが不評となっているのは,わかりやすいキャラクターの特徴化への失敗が原因の1つのようにも思えます。はぅう!かぁいいよぉ!もないし,をーほっほっほっほ!もない,にぱー☆もない。あぅあぅあぅもない。ないことはないかもしれない(記憶がちょっと曖昧なので,チラっと言ってたかもしれないけど)だとしても,あの印象深い(人によっては不快)キャラクターを実写化するにあたって,リアリティを重視した結果離れてしまった,あれはただの少年少女であり「勝てねぇよ・・・勝てねぇ・・・」とはなりませんね。ですが,ホラーとしては佳作だったのではないのでしょうか?私は元々ホラー映画が好きでそのつながりでひぐらしを見ました。のちに原作や漫画,アニメなどのメディアで見たときにはあの日常→非日常への展開の濃さが実写では薄まってたように感じますね。ひぐらしは日常パートを萌え萌え,わくわく,うきうきで染めているのに対し,非日常パートで,恐怖に取り憑かれた鮮烈なほどの内心描写と,恐怖「演出」(ここであえて「」で括っているのは既視聴勢,プレイ勢にはわかりますよね)。このツンデレのような切り替えが「ひぐらし」の売りの1つですので,そこが薄まって,割とホラー的に最初から描き続けていた点においても「ひぐらし」の実写としては,もしかしたら不評だったのかもしれません(僕は好きですが)。
 実写の話はここまでにして,そんなこんなで,漫画を買い,アニメを視聴し,コンシューマ版の「祭」をプレイ,ひぐらしwikiを見ながら,原作の話も覚えて,小説も読み漁り,ドラマCDも聞き漁り,アンソロジーの「語咄し編」も読み,漫画オリジナルストーリーも読み,デイブレイクもやり,「絆」をプレイ。今でも十八番は圭一のキャラソンの「クールになれ~Keep On Our Love」です。大学1年生の頃に,「なんだかんだ原作やってねぇな」と思い,夏休みに礼まで一気にプレイ,意外と公務に関する文章の徹底ぶりがすごいなと改めて感じました。たしか原作者の竜騎士07さんって元公務員ってどこかで見た記憶があるからそのためなんでしょうね。

・thanksで泣き

・youで泣き

・confessionで泣き

・Birth and deathで泣き

・そらのむこうで号泣しました。

BGMと言えば,祭のBGMって原作BGMが殆ど無くて(というか無いっけ?細かいところではあったかもしれない),割と原作からの脱却というか(話は脱却してないけど),いろいろと新しい形で全年齢版かつ商業向けのひぐらしを描こうとしていたとは思ってるけど,一部のBGMは原作のアレンジみたいなものがあり,「絶対にこれbirth and deathが元だろ?」っていうものもありました。その中で僕が一番好きだったBGMは「届かぬ想い」。DJDJじゃないですよ。あれも好きだけど。それはさておき,届かぬ想いがおそらく基になっているBGMは「confession」訳すと「告白」なんですよね。それが,「届かぬ想い」というタイトルになっていることが,とてもとても切なくて,まさに詩音を表しているような,それだけじゃなくて,「うまく伝えられない」というその感覚はひぐらしの中で常に蔓延っていて,上手いなぁ!!って思ったんですよ。そう思って,また届かぬ想いを聴こうと思って色々調べてたんですけど,「無い」みたいなんですよね。じゃあゲームにはあるはずだと思って,1145141919810年ぶりに祭を点けたらなぜかデータが消えてたので,確認できなかったため絆を114514年ぶりに開いても無い。あれ・・・???birth and deathのコンシューマアレンジの曲は見つかったんですけど,もしかしてごっちゃになってる?いや,俺の記憶には確かに「届かぬ想い」があったんだよ!!!!誰か見つけたら教えてください。

 そんな感じで私はひぐらしに染まっていったわけです。そして,アニメ新作。もう待ち遠しくてどうしようもありませんでした。アニメより先行したソシャゲ「ひぐらしのなく頃に命」を始めました。ストーリー以外非常に残念ですが(やたらと素材要求する鍛錬度システム,強すぎる三蔵梨花ちゃん。無課金ではキツすぎる要素の数々),いまでもやってます,部活も作りました「そらのむこう」という部活です。良かったら入ってください。ハルリンでやってます。

 やっと新作アニメの話に入れますね。ひぐらしのなく頃に,新作アニメが始まりました。リアルタイムでBS11で1話を見ました。「リメイクだ(と聞いている)し,2クールあるのは確定しているから,鬼隠し~罪滅しまでまたやるのだろうか?」と思ってみました。普通に鬼隠し編の1話のように見えました。リメイク前の演出が綺麗になったように見えるところが多々ありました。ですが,ですがですが,細部で異なりを見せているんですよね,例えば冒頭の沙都子のトラップのシーン。リメイク前では,沙都子と梨花ちゃんの出会いは古出神社の裏で弁当を食べる時が初でした,ですが,原作では圭一が教室に入る前のトラップシーンからが二人の出会いでした。アニメ版を見ているときに,「あぁ,ここ違うなぁ,でも時間制限(24分)あるからしょうがないな,上手くまとめたな」と思っていましたが,今回,なんとなんと,ありました!!!あったんです!トラップのシーンが!!!。原作からやるファンはもううれしくて仕方ないです。そんなこんなでうまく原作ではあったけど,過去のアニメではなかったシーンを回収しつつ(2話)で,そりゃもう丁寧に丁寧に,でも24分の枠に収めながら,話を進めていきました。「そのハンバーグを渡しませんわ!!」のところも鳩尾に肘を突っ込んでたところは,また原作にあったとか関係なしに(原作は「肘で打たれた」ことしか言ってない),良かったですね。だけど,部活への入部に関しての洗礼が丸々カットされていることに違和感を覚えました。「あれ?ここもすごい印象に残る日常のシーンなのに再現されてない」と。そして,謎のレナの保健室ムーブ。魅音の「なかった」をやるためだったのかもしれないが,どうも見たことのない展開が要所要所に挟まれていく。そして最後に,圭一が疑念を深めるきっかけの1つとなった,「昭和54年の雑誌」を見つけるシーン。ここで,あのリメイク前の島みやえい子さんが歌う「ひぐらしのなく頃に」が,待ってましたと言わんばかりに流れました!!!!うおおおおお!!!やべぇえ!!絵も綺麗だし,2020年にテレビでこれが聴けるなんて!!!と,心の中の私が暴れました。実はアニメはリアタイ視聴をできてなかったもので,非常にうれしかったんですよね。ですが,ラスト・・・梨花ちゃんが遠目で映る・・・。あれ??リメイクだけど,どこか違和感を感じる部分があるぞ?そう,まさに皆殺し編梨花ちゃんのような気分で私は作品を視聴しました。

 その後,自称(ジャック・)ラカン派を名乗る友達と二人で考察してました「いや,大体同じだったからさ,このままリメイク前と同じ事やっても,ただの販促だから面白くないよね」彼は言いました。私も「絵も綺麗になっているし,細かい部分で原作の再現をして,前のアニメに取り入れられなかった分を取り入れているから,原作ファンの視点からするとすごくうれしいけど,まんま同じならねぇ・・・ただ最後の梨花ちゃんとか【新作】を匂わすところもあったからどうなんだろうね」。と,なってました。ただ,未視聴勢と既視聴勢もどちらも楽しめる作りにするとツイッターかどこかで公式が言ってたので,ある種の期待は持ってました。その翌々日,また自称ラカン派から,「amazom prime videoの新作ひぐらしの項目,【ひぐらしのなく頃に業 鬼騙し編】になってるぞ」という連絡が届きました。「おっほ!!」私は変な声を挙げました。実はこれ,amazon primeのミスで,のちに訂正されたんですよね(2話の盛大なネタバレのため)。つまり,これはあれですよ,完全新作ってやつですよ,そして実際にそうでした。2話で冒頭から羽入の存在が明かされ,梨花ちゃんが,「かつて回ってきた世界」であることを示しました。つまり,ひぐらしが完結した「後」の世界が今作であることを暗示するような発言が見られました。羽入とはもう会えないと思っていたとは何なのか?2話は大筋は鬼隠し編の続きでしたが,鬼隠し編ではあり得ない,圭一が過去(ということにしておきましょう)を思い出すシーン(鬼隠し編は1~2回しか存在しなかった世界のため,過去を思い出すことは確率的にはかなり低いはず),レナがどことなく,圭一の思い込みにしてはどこかボーっとしているような表情やセリフ回しをしていたり,どこかで,見たことない展開があるんですよね。

 結局ひぐらしって,ほとんどがバッドエンドなので,鬼隠し編もバッドエンドであることは事実なんです。最後の「祭囃し編」以外はバッドエンドのようなものです。それを前提にして言いますが(むしろひぐらしの醍醐味は【なぜ,バッドエンドになってしまったか】を推理する部分にある),新規勢はともかく古参や既視聴勢が鬼隠し編を見る。ということは,「わかりきったバッドエンドを想定して見る」ことであり,見ることが,キャラクター達を惨劇に貶めてしまう。ある意味ではキャラへの加害者となってしまうんですよね。言い換えれば,鬼となる。つまり,視聴者は鬼になるわけです。分かり切った惨劇を前提に見るわけですから「次はこうなるな,この人が死ぬよな,この人が殺すよな」とどんなに目を覆うような展開も想定し,普通に見れてしまうのです。ですが,今作では「鬼【騙し】編」となっているように,鬼となった私たち視聴者が綺麗に「騙される」訳ですよ。それを狙ったタイトル作りをしたんだなと,感じました。すでに違和の数々や,2話から導入されたゆるキャン△のOPを歌った亜咲花さんの歌う「I believe what you said」が飾るOPや,コンプレックス・イマージュ,Angelic brightなどに代表されるコンシューマ版ひぐらしの曲を歌いまくった彩音さんが歌うEDテーマ「神様のシンドローム」から,極めつけは「ひぐらしのなく頃に業」のタイトル。確実に私たちを「騙そう」としています。そして次回予告が無い。という徹底ぶり。仮面ライダーシリーズもこの裏切りを見習ってほしいぐらいです。最近は商業優位な作品になってしまっているため,しょうがないという部分もありますが(最近ではジオウが良い意味で裏切ってくれましたね)。3話,4話もおそらく,私たちを裏切る算段をしているのでしょう。ええ,どんどん裏切ってください。裏切りは意外性を提供する。意外性はインパクトになる。07th expansionが提供する展開,演出はいつだって私たちを裏切りました。実写版で私は最初に意外性に裏切られたわけですが,これをまた,今になって経験出来ることが素晴らしいです。これからも私はひぐらしを追いかけます。どんな形になっても。次回の話,期待しています。