ハルリンのなく頃に ~獲戻し編~

気が向いたら色々語りだすblog

ひぐらしのなく頃に業 ~裏切りへの期待~ ひぐらしのなく頃にについて語り続けよう#1

ひぐらしのなく頃に」についてオタク語りさせてください!
ちょこっとネタバレしてる部分もあります!!!

(見てもそこまで面白さに影響しないはずですが)

 

 「ひぐらしのなく頃に」新作アニメ,ついに放映されましたね。
ひぐらしとの出会いは小学5年生の頃,episode1である鬼隠し編を題材にした実写映画を見たときです。
「な,なんじゃこの終わりはぁああああ」と結末に衝撃を受けたことを今でも覚えています。

 巷ではクソ実写だのなんだのと評判ですが,あれはあれで,「実写化」するにあたってのひぐらしの現実化を成り立たせていたような気がします。不気味な村の思惑,それに絡めとられる主人公の前原圭一。そしてなによりも私とひぐらしを繋げてくれたそのことが,評価に値するでしょう。おはぎの針のシーンは,歴代ひぐらしのメディア化の中で一番痛く演出してくれたなと覚えています。「嘘だッ!!」についてはノーコメントで。


あれが不評となっているのは,わかりやすいキャラクターの特徴化への失敗が原因の1つのようにも思えます。はぅう!かぁいいよぉ!もないし,をーほっほっほっほ!もない,にぱー☆もない。あぅあぅあぅもない。ないことはないかもしれない(記憶がちょっと曖昧なので,チラっと言ってたかもしれないけど)だとしても,あの印象深い(人によっては不快)キャラクターを実写化するにあたって,リアリティを重視した結果離れてしまった,あれはただの少年少女であり「勝てねぇよ・・・勝てねぇ・・・」とはなりませんね。ですが,ホラーとしては佳作だったのではないのでしょうか?私は元々ホラー映画が好きでそのつながりでひぐらしを見ました。のちに原作や漫画,アニメなどのメディアで見たときにはあの日常→非日常への展開の濃さが実写では薄まってたように感じますね。ひぐらしは日常パートを萌え萌え,わくわく,うきうきで染めているのに対し,非日常パートで,恐怖に取り憑かれた鮮烈なほどの内心描写と,恐怖「演出」(ここであえて「」で括っているのは既視聴勢,プレイ勢にはわかりますよね)。このツンデレのような切り替えが「ひぐらし」の売りの1つですので,そこが薄まって,割とホラー的に最初から描き続けていた点においても「ひぐらし」の実写としては,もしかしたら不評だったのかもしれません(僕は好きですが)。
 実写の話はここまでにして,そんなこんなで,漫画を買い,アニメを視聴し,コンシューマ版の「祭」をプレイ,ひぐらしwikiを見ながら,原作の話も覚えて,小説も読み漁り,ドラマCDも聞き漁り,アンソロジーの「語咄し編」も読み,漫画オリジナルストーリーも読み,デイブレイクもやり,「絆」をプレイ。今でも十八番は圭一のキャラソンの「クールになれ~Keep On Our Love」です。大学1年生の頃に,「なんだかんだ原作やってねぇな」と思い,夏休みに礼まで一気にプレイ,意外と公務に関する文章の徹底ぶりがすごいなと改めて感じました。たしか原作者の竜騎士07さんって元公務員ってどこかで見た記憶があるからそのためなんでしょうね。

・thanksで泣き

・youで泣き

・confessionで泣き

・Birth and deathで泣き

・そらのむこうで号泣しました。

BGMと言えば,祭のBGMって原作BGMが殆ど無くて(というか無いっけ?細かいところではあったかもしれない),割と原作からの脱却というか(話は脱却してないけど),いろいろと新しい形で全年齢版かつ商業向けのひぐらしを描こうとしていたとは思ってるけど,一部のBGMは原作のアレンジみたいなものがあり,「絶対にこれbirth and deathが元だろ?」っていうものもありました。その中で僕が一番好きだったBGMは「届かぬ想い」。DJDJじゃないですよ。あれも好きだけど。それはさておき,届かぬ想いがおそらく基になっているBGMは「confession」訳すと「告白」なんですよね。それが,「届かぬ想い」というタイトルになっていることが,とてもとても切なくて,まさに詩音を表しているような,それだけじゃなくて,「うまく伝えられない」というその感覚はひぐらしの中で常に蔓延っていて,上手いなぁ!!って思ったんですよ。そう思って,また届かぬ想いを聴こうと思って色々調べてたんですけど,「無い」みたいなんですよね。じゃあゲームにはあるはずだと思って,1145141919810年ぶりに祭を点けたらなぜかデータが消えてたので,確認できなかったため絆を114514年ぶりに開いても無い。あれ・・・???birth and deathのコンシューマアレンジの曲は見つかったんですけど,もしかしてごっちゃになってる?いや,俺の記憶には確かに「届かぬ想い」があったんだよ!!!!誰か見つけたら教えてください。

 そんな感じで私はひぐらしに染まっていったわけです。そして,アニメ新作。もう待ち遠しくてどうしようもありませんでした。アニメより先行したソシャゲ「ひぐらしのなく頃に命」を始めました。ストーリー以外非常に残念ですが(やたらと素材要求する鍛錬度システム,強すぎる三蔵梨花ちゃん。無課金ではキツすぎる要素の数々),いまでもやってます,部活も作りました「そらのむこう」という部活です。良かったら入ってください。ハルリンでやってます。

 やっと新作アニメの話に入れますね。ひぐらしのなく頃に,新作アニメが始まりました。リアルタイムでBS11で1話を見ました。「リメイクだ(と聞いている)し,2クールあるのは確定しているから,鬼隠し~罪滅しまでまたやるのだろうか?」と思ってみました。普通に鬼隠し編の1話のように見えました。リメイク前の演出が綺麗になったように見えるところが多々ありました。ですが,ですがですが,細部で異なりを見せているんですよね,例えば冒頭の沙都子のトラップのシーン。リメイク前では,沙都子と梨花ちゃんの出会いは古出神社の裏で弁当を食べる時が初でした,ですが,原作では圭一が教室に入る前のトラップシーンからが二人の出会いでした。アニメ版を見ているときに,「あぁ,ここ違うなぁ,でも時間制限(24分)あるからしょうがないな,上手くまとめたな」と思っていましたが,今回,なんとなんと,ありました!!!あったんです!トラップのシーンが!!!。原作からやるファンはもううれしくて仕方ないです。そんなこんなでうまく原作ではあったけど,過去のアニメではなかったシーンを回収しつつ(2話)で,そりゃもう丁寧に丁寧に,でも24分の枠に収めながら,話を進めていきました。「そのハンバーグを渡しませんわ!!」のところも鳩尾に肘を突っ込んでたところは,また原作にあったとか関係なしに(原作は「肘で打たれた」ことしか言ってない),良かったですね。だけど,部活への入部に関しての洗礼が丸々カットされていることに違和感を覚えました。「あれ?ここもすごい印象に残る日常のシーンなのに再現されてない」と。そして,謎のレナの保健室ムーブ。魅音の「なかった」をやるためだったのかもしれないが,どうも見たことのない展開が要所要所に挟まれていく。そして最後に,圭一が疑念を深めるきっかけの1つとなった,「昭和54年の雑誌」を見つけるシーン。ここで,あのリメイク前の島みやえい子さんが歌う「ひぐらしのなく頃に」が,待ってましたと言わんばかりに流れました!!!!うおおおおお!!!やべぇえ!!絵も綺麗だし,2020年にテレビでこれが聴けるなんて!!!と,心の中の私が暴れました。実はアニメはリアタイ視聴をできてなかったもので,非常にうれしかったんですよね。ですが,ラスト・・・梨花ちゃんが遠目で映る・・・。あれ??リメイクだけど,どこか違和感を感じる部分があるぞ?そう,まさに皆殺し編梨花ちゃんのような気分で私は作品を視聴しました。

 その後,自称(ジャック・)ラカン派を名乗る友達と二人で考察してました「いや,大体同じだったからさ,このままリメイク前と同じ事やっても,ただの販促だから面白くないよね」彼は言いました。私も「絵も綺麗になっているし,細かい部分で原作の再現をして,前のアニメに取り入れられなかった分を取り入れているから,原作ファンの視点からするとすごくうれしいけど,まんま同じならねぇ・・・ただ最後の梨花ちゃんとか【新作】を匂わすところもあったからどうなんだろうね」。と,なってました。ただ,未視聴勢と既視聴勢もどちらも楽しめる作りにするとツイッターかどこかで公式が言ってたので,ある種の期待は持ってました。その翌々日,また自称ラカン派から,「amazom prime videoの新作ひぐらしの項目,【ひぐらしのなく頃に業 鬼騙し編】になってるぞ」という連絡が届きました。「おっほ!!」私は変な声を挙げました。実はこれ,amazon primeのミスで,のちに訂正されたんですよね(2話の盛大なネタバレのため)。つまり,これはあれですよ,完全新作ってやつですよ,そして実際にそうでした。2話で冒頭から羽入の存在が明かされ,梨花ちゃんが,「かつて回ってきた世界」であることを示しました。つまり,ひぐらしが完結した「後」の世界が今作であることを暗示するような発言が見られました。羽入とはもう会えないと思っていたとは何なのか?2話は大筋は鬼隠し編の続きでしたが,鬼隠し編ではあり得ない,圭一が過去(ということにしておきましょう)を思い出すシーン(鬼隠し編は1~2回しか存在しなかった世界のため,過去を思い出すことは確率的にはかなり低いはず),レナがどことなく,圭一の思い込みにしてはどこかボーっとしているような表情やセリフ回しをしていたり,どこかで,見たことない展開があるんですよね。

 結局ひぐらしって,ほとんどがバッドエンドなので,鬼隠し編もバッドエンドであることは事実なんです。最後の「祭囃し編」以外はバッドエンドのようなものです。それを前提にして言いますが(むしろひぐらしの醍醐味は【なぜ,バッドエンドになってしまったか】を推理する部分にある),新規勢はともかく古参や既視聴勢が鬼隠し編を見る。ということは,「わかりきったバッドエンドを想定して見る」ことであり,見ることが,キャラクター達を惨劇に貶めてしまう。ある意味ではキャラへの加害者となってしまうんですよね。言い換えれば,鬼となる。つまり,視聴者は鬼になるわけです。分かり切った惨劇を前提に見るわけですから「次はこうなるな,この人が死ぬよな,この人が殺すよな」とどんなに目を覆うような展開も想定し,普通に見れてしまうのです。ですが,今作では「鬼【騙し】編」となっているように,鬼となった私たち視聴者が綺麗に「騙される」訳ですよ。それを狙ったタイトル作りをしたんだなと,感じました。すでに違和の数々や,2話から導入されたゆるキャン△のOPを歌った亜咲花さんの歌う「I believe what you said」が飾るOPや,コンプレックス・イマージュ,Angelic brightなどに代表されるコンシューマ版ひぐらしの曲を歌いまくった彩音さんが歌うEDテーマ「神様のシンドローム」から,極めつけは「ひぐらしのなく頃に業」のタイトル。確実に私たちを「騙そう」としています。そして次回予告が無い。という徹底ぶり。仮面ライダーシリーズもこの裏切りを見習ってほしいぐらいです。最近は商業優位な作品になってしまっているため,しょうがないという部分もありますが(最近ではジオウが良い意味で裏切ってくれましたね)。3話,4話もおそらく,私たちを裏切る算段をしているのでしょう。ええ,どんどん裏切ってください。裏切りは意外性を提供する。意外性はインパクトになる。07th expansionが提供する展開,演出はいつだって私たちを裏切りました。実写版で私は最初に意外性に裏切られたわけですが,これをまた,今になって経験出来ることが素晴らしいです。これからも私はひぐらしを追いかけます。どんな形になっても。次回の話,期待しています。